車の税金と維持費

人生で1番大きな買い物はマイホームといわれていますが、実は2番目に高い買い物は車だということをご存知でしょうか。そんな高価なものだからこそ、所有しているだけで自動的にかかってしまう税金や維持費のことについてしっかりと勉強していきたいものです。勉強することで知識を身につけて節約できる所はしっかりと抑えましょう。

車にはどのような税金があるのか

新車でも中古車でも車を購入して所有者になると必ずかかってくるものとして税金があります。税金には大きく分けて1年に1回かかるものと2年に1回かかるものがあります。では実際にどのような税金がかかるのかを詳しく見ていきましょう。

自動車取得税

自動車取得税とは車を購入した時にかかる税金で、新車を購入しても中古車を購入しても必ずかかる税金です。中古車の場合は年式によってかかる税率が変わってきますので、予め把握しておいたほうが良いでしょう。自動車税は以下の計算方法で算出するのですが、中古車の購入価格が500,000円以下の場合は非課税となります。

取得価額×税率(普通自動車は3%、軽自動車は2%)

また、エコカー減税というものを聞いたことがある方もいると思いますが、エコカー減税の対象車の場合は中古車でも適用されます。以下の環境基準を満たすことで減税となります。

◎電気自動車、燃料電池自動車、天然ガス自動車(平成21年排ガス規制NOx10%以上低減)、プラグインハイブリッド自動車、クリーンディーゼル乗用車(平成21年排ガス規制適合の乗用車)

◎ガソリン車(ハイブリッド車を含む)で平成17年排ガス規制75%低減達成車のうち以下のいずれかの燃費基準を達成している車
・平成27年度燃費基準+5%・+10%・+20%達成車
・平成32年度燃費基準達成+10%・+20%達成車

自動車税・軽自動車税

自動車税・軽自動車税は毎年かかる税金で、毎年4月1日の時点で車の所有者にかかる地方税です。住民票に登録されている市区町村より納付書が送られてきます。各市区町村によって時期のずれはありますが一般的に5月末日が納付期限としている所が多いです。

また、自動車税には総排気量と自家用・営業用の用途によって税率が変わってきますので下記の表にまとめてみました。

総排気量 自家用 事業用(営業用)
1,000CC以下 29,500円 7,500円
1,000CC超~1,500CC以下 34,500円 8,500円
1,500CC超~2,000CC以下 39,500円 9,500円
2,000CC超~2,500CC以下 45,000円 13,800円
2,500CC超~3,000CC以下 51,000円 15,700円
3,000CC超~3,500CC以下 58,000円 17,900円
3,500CC超~4,000CC以下 66,500円 20,500円
4,000CC超~4,500CC以下 76,500円 23,600円
4,500CC超~6,000CC以下 88,000円 27,200円
6,000CC超 111,000円 40,700円

軽自動車税は平成28年から税率が変わり、自家用はこれまでの7,200円から10,800円に、営業用はこれまでの5,500円から6,900円になりました。

自動車重量税

自動車重量税とは自動車の重さによってかかる税金です。新車購入時や車検の際に収める税金となっています。普通自動車の場合は0.5トン毎に金額が上がるのですが軽自動車の場合は車重に関係なく一律となっているのが特徴です。

消費税

消費税は車以外でもかかる税金のため理解している方が多いともいますが、自動車の場合は新車や中古車の購入時にかかってきます。

ガソリン税

車を乗っていると当然ガソリンを入れなくてはいけないのですが、このガソリンにも税金がかかります。ガソリンの価格には「ガソリン税」「石油税」「消費税」といった税金が上乗せされていて、軽油には「軽油引取税」「石油税」「消費税」が上乗せされています。

その他の費用

車を所有することで税金がかかることがわかりましたが、税金以外にも下記のような費用が発生しますので一つ一つ解説していきます。

自賠責保険

自賠責保険は原動機付自転車を含むすべての自動車が加入しなくてはいけない保険で、新車購入時や車検の時に支払います。基本的には人に対する保証となっています。自賠責保険は必ず入らなくてはいけない強制保険という点が大きな特徴です。

任意保険

任意保険は自賠責保険と違い、文字通り任意で加入する保険です。そのため加入しなければ支払う必要がない費用となります。ですが上記の自賠責保険のみの加入となると、万が一事故を起こしてしまった際にカバーできないことがあるので加入しておくことが賢い選択だと思います。

車庫証明

車購入時や住所変更の際にかかる費用です。都道府県により金額は異なりますが東京都の場合は

◆自動車保管場所証明書交付手数料(申請時) 2,100円
◆保管場所標章交付手数料 500円
◆自動車保管場所証明書再交付手数料 400円
◆保管場所標章再交付手数料 500円

合計で3,500円です。

また、手続自体を業者に委託することも可能ですし、新車購入時には見積の中に組み込まれていますが別途費用が一般的にはかかると考えて下さい。

リサイクル料金

リサイクル料金とは、自動車を処分する際に残ってしまうゴミとエアバック類のリサイクル、カーエアコンのフロンガスを破壊するために必要な費用として自動車リサイクル法があります。リサイクル料金は車種により異なるのですが売却時には返却されるため実際に費用が発生するのは廃車する場合のみと考えて下さい。

登録手続き等

新車購入時の登録手続きや、引越した場合のは住所変更手続きはご自身で行うことも出来るのですが、時間と手間がかかるためディーラーや業者に依頼するかたも多いです。代行して貰う場合には代行手数料がかかり5,000円〜10,000円程度で代行してもらいます。

車を所有するとかかる維持費

車を所有すると税金や諸費用以外にもかかる維持費があります。何気なく愛車を使用していますが一覧にしてみると意外に維持費がかかっていることがわかります。

燃料代

車を動かすには必要な費用です。中古車など古い車で排気量が大きい場合は燃費も悪くなるので燃料代がかかります。例えば1リッターあたり10キロ走る車の場合、年間走行距離が1万キロでガソリン代が1リッター120円で計算すると・・・12万円のガソリン代が1年間でかかるということになります。

ちなみに1990年代はレギュラーガソリンの1リッターの価格は90円台でした。

駐車場代

マイホームを所有していたり、実家にいない限りは駐車場代もかかります。因みに東京都内の平均賃料は31,000円で年間では372,000円にもなります。また気を付けなければいけないのが立体駐車場です。最近では車高の高いSUVの人気もあり納車されてから車が入らないということがないよう、予め実寸を計っておくことをオススメします。

消耗品

定期的に交換の必要なものとしてエンジンオイルやエレメント、エアフィルターなどがあります。またタイヤも走行距離と使用年数で交換が必要になり雪の積もる地域ではスタッドレスタイヤの購入も必要になります。その他、日々の洗車代、ウォッシャー液、水抜き剤など細かいものですがちりも積もれば山となりますので頭に入れておきましょう。

自動車ローン

新車、中古車に関わらず自動車購入のためにローンを組まれる方は非常に多いです。大きく分けると、ディーラーローンというディーラーで審査するローンと、銀行やローン会社で審査するカーローンと呼ばれる2種類があります。月々の支払額を抑えて3年、5年後に車両を返却する残価設定ローンは、ディーラーローンに該当します。

大きな違いとしてディーラーローンは名義がディーラーもしくはローン会社になりますが、カーローンは名義は自身になります。名義にこだわりがある人はカーローンをお勧めしますが、銀行のカーローンは審査が厳しく他の借り入れがあると審査に通らないことが多いです。一方、ローン会社のローンは審査は厳しくありませんが、利息が非常に高いという問題があります。

車検費用

車検は2年に1度、新車の場合は3年後に車検を受ける必要があります。その際に税金も支払うのですが内訳としては、自動車重量税、自賠責保険料、検査・登録費用、車検整備・点検費用、登録代行費用などが一般的にかかります。また交換が必要な箇所があれば部品代と工賃もかかります。

1~1.5t車の例
項目 費用
車両重量税 ¥37,800
自賠責保険料 ¥24,950
検査・登録費用 ¥1,800
車検整備・点検費用 ¥5,000~
部品代 ¥0~
登録代行手数料 ¥15,000~20,000

新車と中古車の維持費の違い

新車と中古車の維持費の違いについて基本的に費用の項目は変わりませんが、金額が変わる箇所が幾つか存在します。ここでは維持費の違いについて考えていきたいと思います。

維持費については上記でも挙げたように、リサイクル料金・駐車場代・自賠責保険・車検代・定期的な部品交換代などには新車も中古車も項目に変わりはありません。では、変わってくる維持費とは一体どのような項目になるのでしょうか。

燃費(ガソリン代)

車の燃費は長く走っていると日に日に燃費が悪くなってくるものです。機械のなのでエンジン自体も内部が汚れていきますし、タイヤまで伝達するための部品も少しずつスムーズに動かなくなるためです。このような理由から新車に比べると中古車の燃費は悪くなる傾向にあります。

例えば、新車のカタログ値の燃費が1リッターあたり15キロだとすると、車が古くなるにつれて14キロ、13キロ、12キロと少しずつ悪くなっていくということです。最終的にはどこまで悪くなる変わりませんが7.5キロまで下がってしまうとガソリン代は新車に比べて2倍になるということです。

自動車税

自動車税はグリーン化特例という、排出ガス性能と燃費性能に優れた車の場合に自動車税を軽減してくれます。対象の車の場合は購入翌年の自動車税が軽減されます。逆に一定年数を超えた場合は環境配慮型税制という高い税金を支払わなくてはいけません。

自動車重量税

自動車重量税はエコカー減税の対象となっているため新車購入時に車種によっては最初の車検の時に免税または減税になります。中古車でも年式によっては対象となる場合もありますが新車よりは減税額は少なくなるようです。

メンテナンス費用

おそらくメンテナンス費用がみなさん一番気になる項目ではないでしょうか。ですが、実際には新車も中古車もメンテナンス項目自体の変わりはなく、オイル交換などの消耗品の交換や定期点検などが考えられます。点検・車検、オイル交換をセットにしたメンテナンスパックがあり、購入時にローンに含めてしまうとあとで急な出費がなくなりお得です。

トヨタのメンテナンスパック、ホンダのまかせチャオ、日産のメンテプロパック、マツダのパック de メンテなどがあります。

新車と中古車を維持していく中で一番の違いは修理代です。新車で購入した場合は保証があり5年間または10万キロなどが付いてきます。ところが中古車の場合一般的に新車ほど長い保証が付かないことがほとんどです。そうなると調子の悪い箇所や故障箇所の修理はすべて有償となってしまうため結果的に修理代が高くなります。

中古車でも販売店独自でサービスを行っている補償制度がある場合は3年間の保証などを付けることが可能ですので、万が一のことを考えて入っておくという方法も良いと思います。

軽自動車の維持費について

維持費を考えると軽自動車が一番良いというイメージを持っている方は非常に多い印象ですが、実際にどの程度オトクなのかはピンとこない方がほとんどです。

軽自動車の自動車税

これまで軽自動車の自動車税は7,200円と一律で決まっていましたが、平成28年より3,600円の値上げで10,800円となりました。高くはなってしまいましたが、1.5リッター以下のコンパクトカーの自動車税が34,500円なので現状でも23,700円とまだまだお得にはなっています。

軽自動車のガソリン代

軽自動車は車体が小さいことから燃費が良いイメージですが、実際には普通車のほうが燃費が良い場合もあります。例えば、ハイブリットの普通車と車の重量が同じ車があるのですが、排気量の小さい軽自動車のほうがよりパワーを使うため燃費が悪くなってしまいます。

エンジンブレーキと燃費の関係

エンジンブレーキをご存知でしょうか。エンジンの回転数を上げることでかかる摩擦がエンジンブレーキといいます。一般的にはシフトレバーについているタイプが多いです。

スピードを出している時にエンジンブレーキをかけると、エンジンの回転数が上がるため燃費が悪くなるのでは?と思う方が多いのですが、これはアクセルを踏んでいる時にだけと考えてください。最近の車には「エンジンカット」という機能がついているため、アクセルを踏んでいない状態でエンジンの回転数が上がると自動的に燃料を送らない設定になっています。

そのためエンジンブレーキを使っている間はほとんどガソリンを使用していないので、エンジンブレーキを有効に使えば使うほど燃費が良くなるということになります。エンジンブレーキの有効な使い方は、下り坂や遠くから停車位置がわかっている場合に効果が発揮できます。

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